お金のミカタ〜お金の見方を変えましょう

2019年7月29日

ベースとなる貨幣論

MMT(Modern Monetary Theory)、近年話題ですよね。

賛否が分かれていて議論が活発になるのは良い事ですね。今まで経済にあまり興味のなかった人も、「MMTってなんだ?」と調べてみたりすれば、そこから経済への興味が深まっていくのではないでしょうか?

まずMMTを理解する上で重要なのは、紙幣や国債に対する理解です。なので今日は「お金の正体」について・・・。

ポイントはお金は借用書であり、発行体毎で呼び名が変わるという事です。

日銀の発行する債権(借用書)・・・これが紙幣です。だから日本銀行券と記載されています。

政府が発行する債権(借用書)・・・国債

金融機関が発行する債権(借用書)・・・預金(通帳やオンライン口座)

当座預金保持者が発行する債権(借用書)・・・小切手

他にもありますが、上記4件は必ず理解しておきましょう。

では取引(経済活動)というのはなんでしょう?「物品・サービスとお金(借用書)の交換」または「お金(借用書)同士の交換」の事です。

この時点で???となっている方もいるかもしれませんが、ちゃんと説明しますので読み進めてください。

紙幣と預金

おそらく多くの方が誤解しているのが、現金と預金を同じだと思っている点ではないでしょうか?

「え?だって財布に入ってるお金も、通帳に入ってるお金も同じでしょ?」

そう思っていませんか?ここのところから説明します。

※理解しやすい様に、1ドル=100円とし、セーフティネット(預金保険制度)を無視します。

ケース①あなたは今、現金10万円とA銀行に預金100万円を持っています。ある日、預金していた銀行が潰れました。あなたの「お金」は10万円になりました。

銀行が潰れて影響を受けたのは、預金の100万円だけですね。

ケース②あなたは今、現金10万円とA銀行に預金100万円を持っています。ある日、国が破綻しました。あなたの「お金」は総額110万円のままです。

国の破綻は「現金」にも「預金額」にも影響ありません。但し価値だけ暴落します。

ケース③あなたは今、現金10万円とA銀行に預金100万円分のUSドル(1万ドル)を持っています。ある日、国が破綻しました。あなたの「お金」は1万ドル+10万円のままです。

国の破綻で総額に影響はありません。但し10万円の価値は暴落し、1万ドルの預金は円に交換しない限り価値も下がりません。

この3つのケースからわかるのは、預金額は金融機関に依存しており、その価値は円なら日本政府(ドルならアメリカ政府)に依存しているという事です。

これはどういう事か・・・

はじめに「お金」は「借用書」という話をしました。

預金はあなたが「金融機関」に「お金を貸している」状態なのです。金融機関があなたから借りている金額を記載したものが預金(通帳)なのです。だからあなたがお金を貸してる銀行が破綻すれば当然返って来ないですよね。現金(紙幣)はあなたが「国」に「お金を貸している」状態です。だから国が破綻すれば国が発行した借用書(紙幣)も紙切れ(無価値)になるのです。国債も同じですね。

お金を捉えるには、その発行主体が誰なのか(政府?銀行?)を考えると理解できます。

 

図で理解したい方は、私の運営するこちらのサイトでご確認ください。

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