理論自体は至極真っ当です。異端と言われるのは以下の部分です。
分かり易く家庭に置き換えてみましょう。
政府・・・借金まみれの父親
日本銀行・・・大金持ちの母親
金融機関・・・リッチな子供A
企業/国民・・・お金の無い子供B
この4人暮らしだとします。
父親「Bの進学費用がないなぁ。そうだAに借りよう。」
子供Aに借用書(国債)を渡しお金を調達します。それでBの入学金(公共事業)を払いました。
子供Aは借金まみれの父ではなく、母親に借用書を渡し返済してもらいます。
この時点で父の書いた借用書は、母親が持っています。夫婦で財布をまとめたら借金は無くなります。乱暴に言えばそういう事です。
「借用書は残ってるじゃないか!」と言う方がいらっしゃるかもしれませんが、父親が「感謝の手紙」を書いて、それを「借用書の額面」で母親に買い取って貰えば良いという事です。そこは形式上の話であって、実際には日銀の帳簿上で終わる話です。