消費税5%導入の1997年を基準に、大企業で投資や配当などがどう変化したかを表したものです。
売上高・・・103%。20年間ほとんど増えていないですね。
増えたものを見てみると・・・役員給与130%、経常利益306%、そして配当金は驚きの573%です。小泉政権・安倍政権下での伸び率は異常です。竹中平蔵大活躍ですね。
では反対に減らされたものは何でしょう?従業員給与93%、設備投資64%。
これでは生産性が上がらず、デフレ脱却などできるわけありません。アベノミクスで株価が上がった、業績が伸びた、所得が増えたと言ってる内訳はこれです。つまり従業員給与と設備投資を削り、それを配当金に付け替えたんですね。配当金が高いので株価だけ上がる。所得は役員(外国人役員多いですよね)給与が増えただけ。
おや、何かと似ていますね。そうです、消費増税です。消費増税は所得税や法人税の減税分を付け替えたんですね。大企業や高所得者を減税し、その他大勢は増税です。