「日米地位協定」あまりニュースを見ない方でも、一度は聞いた事あるのではないでしょうか?全く知らないという方は、まずWikipediaで「日米地位協定」をご確認を・・・。この協定「一方的で不平等」だと長らく非難されています。しかし変わる事はありません。何故でしょう?他国が米国と結ぶ地位協定は、条文改定が過去に行われています。日本だけは1960年のままです。※因みにこの時の総理は「岸信介」つまり「安倍晋三」の祖父です。安保反対派を議場の外に締め出し強行採決をしています。また安保反対デモに対し、ヤクザと右翼団体を動員し国民を武力で押さえ込もうとしました。その際にあの「樺美智子さん圧死」事件を引き起こしています。「安倍晋三」はこの祖父の思想に傾倒しており、「秘密保護法」「小選挙区制」「憲法改正」「実質的軍備拡大」と完コピ絶賛開催中です。「強行採決」も祖父譲りなんですね。本人は「強行採決した事は一度も無い」と発言していますから、アルツハイマーか統合失調症の可能性もあるので、一度専門医の診察を受けられた方が良いかもしれません。心配です。お大事に。 では日本の地位協定は本当に「不平等」なのでしょうか? 画像:https://www.okinawatimes.co.jp/articles/gallery/416418?ph=1 不平等です、ごめんなさい。 これを改正しない理由が実はあります。あくまでも私の推論ですが・・・。政府が地位協定の見直しに消極的なのは、憲法改正へと世論を誘導するためのカードとして意図的に持ち続けているという事です。憲法改正の国民投票が近づくタイミングでカードを切り、「この不平等な地位協定は、日本に戦力不保持を謳う憲法9条がある為、受け入れざるを得ないのです!この不平等を是正して国民を守る為に憲法改正がどうしても必要なのです!」「この国民投票は、日米地位協定を対等なものにするのか、それとも今の不公平なままにするのかを決める選挙です!」とか言いだすんじゃないかと思っています。典型的なダブルバインド、ダブルシンクです。 そう疑わせる出来事が最近ありました。ボルトンが唐突に「在日米軍基地負担を5倍にしろ」と言ったとか。真偽のほどはわかりませんが、現在駐留経費の8割位ですかね?日本が負担しているのは。つまり余りにも現実離れした提示です。アメリカにとっても対中国の最前線基地である在日米軍を撤退させれば、米中の軍事的覇権争いにおいて太平洋を解放する様なものです。それを考えると、このボルトン発言のリークは官邸主導で流布している可能性も否定できません。「戦力保持こそが、こうした一方的圧力を受けない為に不可欠なモノだ」と国民に植え付ける意図が見え隠れするのです。もしそうだとすれば、憲法改正論議の前には、沖縄でまた痛ましい事件が起こるのではないかと危惧しています。 そもそも論ですが、現行憲法は「国民の保護」と「権力の暴走抑止」が2本柱です。つまり憲法改正を提案できるのは国民だけです。権力者である政府ではありません。※自民党の党是が憲法改正という時点で間違ってますが・・・。あと憲法はアメリカが作ったからダメだという人がいますが、こういう人は具体的に現行憲法のどこがダメでどこを変えたいのでしょう?改正の提案は、そこがスタートでなければおかしいですよね?私は細かい部分で時代にそぐわない部分を改正する事には、異を唱えるつもりはありません。しかし国民の権利を侵害する事や、権力者の権利拡大、自衛隊員を戦争に放り込む様な変更には同意できません。つまり少なくとも「岸信介=安倍晋三」が志向する世界観には共感できないのです。 政治家という自負がもしもあるのならば、外交的努力を諦めるのは余りにも愚かで無責任だと思うのです。 Share the love!! 投稿ナビゲーション 韓国のミカタ〜感情的外交合戦 規制緩和のミカタ〜緩和あかんわ