規制緩和のミカタ〜緩和あかんわ

2019年8月14日

皆さんは「規制緩和」と聞いてどんな印象を受けますか?規制緩和という言葉が飛び交っていた小泉劇場の印象で、なんとなく「民営化して今より良くなる。規制緩和っていいよね。」と刷り込まれている人、意外といる様です。

まず「規制緩和」の「規制」から見てみましょう。何故規制があるのか?それは公共性が高いとか、安全性の確保だとか、独占させない為だとか理由は様々ですが、基本的には「強者を少し抑え、弱者を少し引き上げる」為です。社会全体を自由競争に晒せば、規模の大きな組織や不道徳な組織ほど生き残り易くなります。世界中で起きている、自動車業界の排ガス不正問題を見れば一目瞭然ですが、規制があっても組織が大きくなると不正をします。もし規制がなければ環境問題なんて考えずに、コストカットしか考えないでしょう。

規制緩和は必要?

自民党は長らく「新自由主義」の名の下、規制緩和を進めています。民営化によるメリットとは何でしょう?建前として民間企業の持つノウハウで、事業の効率化を実現し不採算事業に税金を使わずに済む。という触れ込みなのでしょう。

しかし現実はどうでしょう?例えば古くは国鉄民営化。国鉄は山間部など人の少ない地域も、孤立しない様に赤字路線も抱えていました。それは必要なインフラだからです。ところが民営化されると赤字路線は次々廃止され、切り捨てられる人々が続出しました。

郵政民営化はどうでしょう。郵便事業はそれまでの通り続けなければなりません。不採算だから離島には届けません、なんてできません。当然赤字が出ます。その為、郵便貯金やかんぽ生命で利益を上げる必要があります。最近のかんぽ生命の不正を見てどう思われますか?

水道や電気まで民営化します。これらに自由競争の原理は働きません。実際水道など消費者に選択肢はありません。

じゃあ何で規制緩和するの?

表向きは政府支出を減らす為です。公務員の数も減らせますし、プライマリーバランスが改善されるとか言いそうですよね。そもそもプライマリーバランスの改善に大きな意味はありませんが。

本当の理由は、今ある既得権益を奪って、自分の関係者や支持者に付け替える為です。もしくは新たな権益を創造し自分たちの私腹を肥やす為です。

派遣法の竹中平蔵、森加計の安倍晋三などは露骨ですが、他もゼネコンや業界団体からの要望で見返りを受け緩和へ走った例が大半です。さらにタチが悪いのは近年は、外資に権益を横流しする事例が多いですよね。まさに「悪夢の自民党政権時代」です。

そう言えば選挙システム納入会社も、安倍さんの父親が大株主だった「株式会社ムサシ」ですよね。

消費者にとっては

公共サービスの民営化で、国民がメリットを受けることはほぼ有りません。しかし民間企業の規制緩和ではメリットも有ります。例えばウーバーやAirbnbなどは、消費者にとってはメリットが有ります。当然、既存の国内企業が海外の企業にシェアを奪われるので、「日本」として見れば良くはないのですが・・・。国内の中小企業の参入障壁が緩和されるのであれば良いですがね。格安スマホなんかは良い例でしょう。

あっ、規制緩和と関係ありませんがついでに言っておくと「ふるさと納税」で泉佐野市が大量に寄付金集めをしていましたが、あれは悪質です。泉佐野市側を擁護する声も結構聞かれましたが、全体を見ていないのだと思います。何故、日本国民のふるさと納税で集めたお金を使って、アメリカ企業のamazonにお金を落とすのでしょう?地元や周辺地域の企業から返礼品を調達すれば、地域活性でふるさと納税の意味がありますが・・・。そもそも返礼品目当てでしか寄付が集まらない、そのメンタルを見透かされている事に国民も気付くべきではないのでしょうか?

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