「アベノミクス」のミカタ①〜デフレ社会の作り方

2019年8月15日

「国民生活を〜ぶっ壊す!」次回衆議院選の自民党キャッチフレーズです。

「金融緩和」いったい何十年続けるのでしょう?結果の出ない政策を「まだ道半ばです。景気は少しづつ良くなってます。」と言い続けて止めないですよね。しかも「いざなぎ景気を超えた!」とか言ってますが、ホントですか??実態を見てみましょう。景気判断にはヒストリカルDIというモノを使います。政府はこの結果を元に景気判断を発表します。

9個ある項目のうち、改善しているモノは「+」、逆に悪化しているモノは「−」で表します。見易い様に「-」は背景を暗くしてあります。

過去においては「-」が過半数、つまり5個を越えると「景気後退」と発表されてきました。ところが2014年から21ヶ月「どマイナス」なのに政府は「景気上昇」と発表しています。この表を作った内閣府も「どうせ国民はバカだから騙せる」と思うから平気で出してくるんでしょうね。

出典:内閣府経済社会総合研究所

みんな大好き「アベノミクス」の1本目の矢「大胆な金融政策」はこちら。

  1. 2%のインフレ目標
  2. 無制限の量的緩和
  3. 円高是正(円安誘導の方が近いですかね)

順番に見てみましょう。

2%のインフレ目標

これは恐らく達成する気は無いです。「目眩し」と言いますか、別の目的を長く続ける為の「時間稼ぎ」と思われます。様々な方が様々なケースでシュミレーションされてますが、数年以内に2%達成できる可能性はありません。つまり敢えて達成出来ない所をターゲットにしたという事です。

無制限の量的緩和

政府が発行した国債を日銀が片っ端から買い上げている事から、マネタリーベースは増加させたいが金利は上げたくないという事なのでしょうか。金利が上がれば政府の利払いも増えます。実際、国債は銀行経由で日銀に買い取られ、日銀内の当座預金が積み上がるだけです(国債の貨幣化)。デフレ下で貸付け先も少ないですよね。来月の方が金利が低いと思えば、わざわざ今月銀行から融資を受けないですよね。そもそも需要が無いのに供給を増やそうとする事自体が「インフレ抑制」つまり「デフレ促進」の代表的な行動です。

円高是正

輸出企業にとって円安誘導ほどありがたいものはありません。経団連が強く要望しているのは当然でしょう。輸出企業が伸びれば、株価が上がる。日経平均の上昇で「アベノミクス」が上手くいっている様に主張できる。ETF買いで株の買い支えまでしていますから。

結局政府は何をしたいの?

デフレであり続けたいのです。構造改革だの規制緩和だのインフレ抑制の政策しかしていません。それを20年以上続けて、まだ続けるつもりです。世界で唯一の長期デフレ国が、なぜ執拗にデフレ維持をしようとするのでしょう。

イメージしてください。

もし今買えば10000円する服が、来週には5000円で買えるならどうします?今買わないですよね?これは服の価格が半分になった様に見えますが、実際はお金の価値が2倍になっているんです。つまりお金を貯め込んでいる程、そのお金の価値が増加するのです。「じゃあキツイ生活をしている人にとっても、物価が下がって生活が楽になるんじゃない?」そうです。しかし実際は物価下落に合わせて給与や年金も下落しています。更に不公正税の代表である消費増税でより厳しい暮らしになります。

「一握りの金持ちはより金持ちに、大多数の貧しい人はより貧しく」

これが彼らのスローガンなのでしょうね。彼らにとっては今の状態が格差拡大に丁度良い「コンフォートゾーン」なのだと思います。絶滅危惧種となった中産階級の生き残りを仕留めにかかっているのですかね。

今日はこの辺で。次回は2本目の矢を・・・

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