マレーシアのミカタ〜消費税廃止の行方

2019年9月2日

先日、立憲民主の若手と山本太郎氏が、1年前に消費税廃止を実行したマレーシアへお話を伺いに行かれた様です。議員の方々には、こういう意味のある海外視察をして頂きたいものです。

ところがこれについて立憲民主の枝野代表が「マレーシア?消費税廃止して失敗した国でしょ?」と鼻で笑っていました。う〜ん、成功から学ぶ事もあれば、失敗から学ぶ事もあると思うのですがね?彼自身、過去の失敗からは何も学ばなかったという事なのでしょうか・・・。

ところでこの枝野氏の発言通り、マレーシアは失敗したのでしょうか?政治家やメディアの発言は鵜呑みにせず、自分でデータを確認するのが大切です。

データ元:CEICDATA.COM

直近5年の実質GDPの推移です。GSTがいわゆる消費税ですね。2015年に導入されました。導入直後から急落しているのがわかります。その後16年17年に中国への債務残高が急増し、国家債務は1兆マレーシアリンギットまで膨れ上がります。その後、政権交代で中国依存脱却を目指します。鉄道建設を中断、価格交渉により費用を2/3に圧縮。中国企業が行なっていた工事へ、マレーシア企業も加わる事で再開へ漕ぎ着けました。そして個人消費を活性化する為に、6/1に税率を6%→0%に下げ、GST自体は8/31に廃止しました。9/1より元のSSTを復活。これはエンドユーザーが払うのはサービス税だけです。通常の物の購入には税金が掛かりません。マレーシアの政策とこのグラフを見る限り順調に行っている様に見えます。

対する日本はどうでしょう?

成長率は低いですが、グラフの上下するタイミングはマレーシアと近いですね。つまりこの動きは世界的な傾向に沿った動きとも言えます。オリンピックの工事や災害復興工事なども多いので、本来はもっと高くなければおかしいのですが・・・。

では何を見れば国内の景気がわかるか?それは個人支出を見ればはっきりします。GDPの中心は個人消費ですから。まずは日本を

絶賛下降中です。ではマレーシアは?

一目瞭然ですね。つまりマレーシアは内需の拡大を実現しているという事です。消費税廃止後も。つまり失敗などという話は、全くのデタラメです。ではなぜ枝野氏は「失敗」と言ったのでしょう?

先日twitter上にも同様の「失敗」書き込みをしている方がいました。丁度マレーシアの最新データをチェックした翌日だったので、違和感を感じてちょっと絡んでみました。そこでわかった事は、「その方が提示したデータが2017年の物でその先は予想値」「GSTの撤廃日を税率引き下げの6/1だと思っている」この2点でした。少し調べて見るとそれらしき物がありました。枝野さんもそれを目にされたのかもしれませんね。

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