先程は個人献金の好例を書きましたが、個人献金を悪用する連中もいます。というか既存の政治家の多くはこちら側でしょう。
個人献金によって発生する「所得控除」を使って私腹を肥やす政治家(県議・国会議員)がいるんですね。議員報酬から所属する政党支部に寄付をするんですね。すると控除の対象となり還付金が発生します。領収書や報告書記載義務が無い金額の範囲に使途を細かく分けて還付金詐欺が可能なのです。しかも政党支部はその政治家自身が代表ですからね。「自分に寄付して還付金」わけがわかりません。寄付したお金はマルッと使えて、その後還付金も受け取れる。
こういうシステム自体異常です。企業や国民と同じ様に1円単位まで領収書を必須とすれば、今よりは不正をし難くなります。それは難しい事でも何でもない、常識であり一般的なオペレーションです。