財務省主導でばら撒いている「国の借金と言う嘘」は何の事でしょう?
コレは先ほど紹介した恒等式1番
(国内民間部門の収支+国内政府部門の収支ー経常収支=0)
の「国内政府部門の収支」が1000兆円のマイナスだと言う事です。経常収支は海外との貿易や投資、サービスなどの(輸出ー輸入)、つまり日本としての儲けと考えてください。さてここで上式を並べ替えてみましょう。
国内民間部門の収支 = 経常収支 ー 国内政府部門の収支
さてこれら3つの項目はそれぞれ誰の財布でしょう?答えは・・・
国内民間部門(皆さんの財布)・貿易収支(国の財布)・国内政府部門(政府の財布)
つまり (皆さんの財布)=(国の財布)ー(政府の財布) と言う事です。
数字をザックリ入れてみましょう。 1300兆円=300兆円ー(ー1000兆円)
あれ?おかしいですよね?「国の借金」と言っていますが、「国の財布」は300兆円のプラスです。では国の借金の正体は・・・そう「政府の借金」です。
「国と政府は一緒じゃないの?」と思われるかも知れませんが、そこが騙される原因です。国は政府・企業・国民など全てを含みます。つまり政府はその一部に過ぎないのです。にも関わらず「政府の借金」を「国の借金」と呼び、あろうことか「国民の借金」などと喧伝しているのです。かなり悪質ですね。