イギリスのエコノミスト誌で使われている「ビッグマック指数」というモノを見てみましょう。これはアメリカのビッグマック1個の値段で、各国で何個のビッグマックを買えるかを表したものです。面白いですが、同じモノを食べるのに料金がいくら掛かるのかを見るので、その国の庶民の懐具合を感じやすいですね。
2000年・・・0.89(日本2.8ドル>米国2.5ドル)
2019年・・・1.54(日本3.43ドル<米国5.28ドル)
つまり2000年にアメリカ旅行をすれば安いと感じた物も、2019年にはかなり高く感じます。相対的に日本が貧困化しているからです。
イタリアやフランス、カナダなど先進国は米国とほぼ同じ。日本と同レベルとなるとチリやベネズエラ、UAE辺りです。そう聞けば日本の庶民の立ち位置がイメージできそうです。ですから先進国からの旅行者は「日本は安い」と感じているはずです。
「ビッグマック指数」の他にも「トールラテ指数」と言う物もあります。たまにはこんな指数を見てみるのも面白いですね。