• 金. 3月 29th, 2024

先程、テレビで三浦瑠璃氏が「小泉進次郎氏は、世論が問題意識を持つ様に化石賞を獲った。」という、安倍政権下で急増しているアクロバティック擁護をされてました。

では直近10年の「化石賞」を見てみましょう。

  • 2010年・・日本
  • 2011年・・カナダ・ロシア・日本
  • 2012年・・日本
  • 2013年・・日本
  • 2014年・・日本
  • 2015年・・日本
  • 2016年・・日本
  • 2017年・・全先進国(日本含む)
  • 2018年・・ポーランド
  • 2019年・・日本・ブラジル

別に小泉氏が意図的に「化石賞」狙った訳ではなさそうですねぇ・・・それとも小泉氏って、ずーっと環境大臣だったんですかね。

化石賞って何?

この賞を決定しているのは「気候行動ネットワーク」。CANと略されて紹介される事も多いですね。どんな組織なのでしょう・・・以下が公式サイトの紹介文です。

Climate Action Networkについて

Climate Action Network(CAN)は、120か国以上にある1300以上の非政府組織(NGO)の世界的なネットワークであり、人間による気候変動を生態学的に持続可能なレベルに制限する政府および個人の行動を促進しています。CANメンバーは、情報交換と、国際、地域、および国家の気候問題に関するNGO戦略の調整された開発を通じて、この目標の達成に取り組んでいます。

環境問題に対し、「国として長期的積極的に取組む姿勢があるか。具体策を提示できているか。」によって決められている様です。「そういった姿勢が見えない。無策。」と判断された国に贈られています。

「中国やアメリカが選ばれていないから嘘だ!」としたり顔で批判する方もいますが、「日本が積極的でもなく、無策である事」は1mmも変わらないので真摯に受け止める方が建設的だと思います。

原発はエコ?サスティナブル?

原発はCO2の排出が少なく、地球環境に優しいなどと流布する方達がいます。本当でしょうか?CO2の排出量“だけ”を見ればエコとも言えます。しかし原子力は熱効率が悪く、冷却水として取り込んだ海水を“熱い海水”として放出しています。コレが海水温上昇の一因と言われます。

 

出典 : https://www.fepc.or.jp/index.html

推進派は使用済み燃料をどう捉えているのか

使用済核燃料から放射能を取り除く技術はありません。密封し地中深くに埋めるという選択肢しかないのが現実です。チェルノブイリや福島第一の事故から人々は何か学んだのでしょうか?

推進派の方達は、再稼働や新設を推し進めようと必死です。まるで事故など無かったかの様です。キツイ言い方をするなら、政府もメディアも“放置”を決め込んでいます。「原発マネー」「原子力村」そこに紐づいた「政治家・官僚・地元有力者・企業etc」、メディアにとっても経団連がスポンサーですからなかなか難しい面もあるのでしょう。

一部の力を持った利権者の為に、全国民の安全が脅かされる事がまかり通るのは何故でしょう。

全ては私達国民が蒔いた種です。

私達には「選挙」という権力者を選ぶ手段があります。しかし半数の人はコレを放棄しています。また自身の個人的損得や、所属する組織の意向で短期的な視点で安直な決定を繰り返しています。

「地球は明日の自分や子孫から借りているモノ」と考えていれば、選ばない選択肢です。返さなければならないモノを、ボロボロにして返すメンタリティはやはり異常です。

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