GDPのミカタ

2019年12月19日

名目GDP

ニュース等でもよく耳にする「GDP」国内総生産の事ですね。これは一定期間に国内で生産された付加価値の総額です。まぁ平たく言えば、その期間にその国の人が稼いだ利益の合計とイメージして良いでしょう。これが増えると、国民が経済的に豊かになったと言えます。

GDP=消費支出+政府支出+投資支出+(輸出ー輸入)

一般にはこれで算出されますが「三面等価の原則」と言うものが有りまして、上記の式は「支出」で見たものですね。これは「生産」で見た付加価値の合計とも一致します。また「分配」から見た(家計収入+企業収入+政府収入)の合計とも一致します。

なので並べてみると

GDP=モノやサービスを提供して得た付加価値の総額=家計収入+企業収入+政府収入=個人消費+政府支出+設備・住宅投資+経常収支

こんな感じになります。

名目と実質

名目GDPは「金額のGDP」、実質は「数量のGDP」とイメージすると分かり易いです。

つまり名目GDPは・・・付加価値100円の物が100個売れたら10000。翌年に物価が1.1倍上昇して110円で100個売れたら11000となります。(金額が上昇したので名目GDPが上昇した)

対する実質GDPは・・・付加価値100円の物が100個売れたら10000。翌年に物価が1.1倍上昇して110円で100個売れたら、11000を物価上昇率1.1で割って10000となります。(数量が変わらないので実質GDPは変化なし)

名目GDPは金額に着目するので「所得額」や「税収額」に影響します。

実質GDPは生産量に着目するので「雇用」などに影響します。生産量が増えれば多くの場合、雇用は増えますからね。

良く目にするのは・・・

おそらくGDPを一番目にするのは、「国の借金が・・・」とか「財政破綻が・・・」などのお話で登場する「国債発行残高対GDP比」ではないでしょうか。

こういうのを見せて「ほら、国債を減らさないと!借金まみれで破綻する!」と財務省や財政破綻ビジネスの方達が煽るわけですね。

では実際に借金を減らす(国債発行を減らす)と何が起こるでしょう?

つまりこの状況を改善するには「政府支出を増やし個人消費を増やす」事で名目GDPを増加させるのが当たり前の施策です。

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