JAPANIFICATIONという病

2020年1月9日

ジャパニフィケイション?

Japanification=日本化。近年、海外の金融/経済/政治界隈で頻出するワードです。

マクロ経済政策に失敗し、その失敗を改めず更に推し進め経済停滞に陥る事を言います。当然、こんな状況では投資機会も激減し、インフレなど存在しません。残念な事に欧米も日本化に陥りつつあります。

欧州リスクという書籍で日本化について記載があります。

1.不況下の通貨高」「2.貸出鈍化」「3.民間部門の貯蓄過剰」「4.蓄積する経常黒字」「5.金融政策の通貨政策化」「6.人口減少」「7.上がらない物価」

正にこの20年の日本ですが、コレが今欧米でも進行中なのですね。

物価上昇率や名目成長率が低迷し、行き過ぎた金融政策に頼るあまり、マネーは実体経済では無く金融市場に流れ格差を拡大しています。特に日本の場合は、間違った経済政策を未だに続けていますから、賃金低下、高負担、消費低迷、投資低迷、再起の糸口すらありません。経団連などは今以上の格差拡大、消費低迷策を打ち出す始末ですから目も当てられません。欧米は流石にこのままではマズイと経済界も感じ始め、協力的な発言も出て来た様です。

どうすれば回復できる

実際、日本の場合「変動為替相場制、自国通貨建国債、通貨発行権、国債国内保有率9割超」しかもデフレ下です。財政的制約が極めて小さいわけですから、融通の利く政府予算と長期的な投資を政府が行う必要があります。インフラ整備、教育、基礎研究、介護など投資すべき分野はかなり多いです。インバウンド頼みの使い捨て政策に予算を付けずに、長期的に内需を支える政策、国民に還元される政策にこそ積極投資をすべきです。

デフレ下で増税を2度も行った経済音痴の政権です、この先も期待は出来ません。政権交代は必須でしょう。しかし、国民の多くがマクロ経済よりも株価、税金は財源などと盲信してしまっている現状ではなかなか道は険しそうです。国民の正しい理解から始める事が、結局遠回りな様で一番の近道なのかもしれません。

デフレでは個人も企業も財布の紐を緩めはしません。個人消費も投資も合理的判断として控えるわけです。コレはミクロでは合理的ですが、マクロで見れば更なる景気の悪化を招きます。そこで政府が不合理な役回りを演じる必要があるのです。実体経済へ投資するのです。コレを数年スパンでやらない限り、この沼から抜け出すことは出来ません。

「japanification=日本化」が悪い意味で使われるのは何とも歯痒いですが、この先急速な回復を実現すれば、数年後には「japanification」が良い意味で使われる様になるはずです。

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