スロースリップ?!

2020年1月16日

https://mainichi.jp/articles/20200115/k00/00m/040/368000c

日本に住む全ての人が備えておく必要がある地震。それに関連してスロースリップが話題になっています。スロースリップとは”ゆっくりすべり”とも言われる現象で、地震波を伴わずにエネルギーを解放します。これはプレート同士がぶつかり合う固着域周辺で起こります。通常の地震では1m/1sという高速で断層がズレるのですが、スロースリップではその名の通りゆっくり陸側プレートが動きます。このスロースリップと巨大地震の関係性が研究されています。というのもこのスロースリップには短期と長期があり、これが発生していると深部低周波地震活動が活発(※地震が発生しやすく)になると言われているからです。

簡単に言えば「地震のエネルギーをスロースリップで小出しにしてるが、それでも少しずつ蓄積されたものが臨界点を越えると巨大地震となる」という感じかと思います。なのでスロースリップの観測が巨大地震の予知・予測に役立つと考えられているのです。

南海トラフが近づいている?

RuptureAreasNankaiMegathrust 2013

南海トラフの東端が熱海辺り、西端が宮崎沖です。2002年から宮崎沖でスロースリップは観測されていますし、昨年は東端の熱海でも震度4レベルの地震が発生しています。その前の年には紀伊半島周辺で、四国沖も同様です。もっとも活性化しているのは宮崎沖と見られていますが、最近の動向から東が震源地になるという見立てがやや優勢な様です。

どこが震源となるかはわかりませんが、内閣府はM9クラスの超巨大地震になる可能性があると警鐘を鳴らします。

地震大国に住む我々は、安政の大地震を知っておくべきなのでしょう。江戸末期に起きた大地震ですが、まず安政東海地震が発生し32時間後に安政南海地震、翌年直下型地震が江戸を襲いました。

この時には津波も発生していますが、遡上高(陸地の最高到達点)は東海21.7m、南海16.1m。海岸線での”津波の高さ”はこの半分位です。

被害はどの地震も家屋は数万軒レベル。死者はそれぞれ3000、10000、10000程度とされています。江戸時代の日本の人口は3000万人ほどですから、単純計算ではこの4倍つまり23,000×4で10万人近い人が亡くなる衝撃です。今ではこれに原発被害も加わるので、居住できないエリアが相当広い範囲で生まれるでしょう。

機能の分散

長年政府は地方を切り捨て、東京に資源を集中投下してきました。これは今も変わりません。

もし首都直下が起きると日本はどうなるでしょう?

自然災害の多い日本では、本来安全保障の観点から機能の分散が叫ばれて来ました。結局、生産性向上を掲げ命より金を選んだわけですが・・・。だから重要な機関や、企業本社、労働者(消費者)を一極集中させたわけです。これらが壊滅的ダメージを受ければ、日本はアジアの最貧国に転げ落ちる可能性すらあるでしょう。現時点で既に政府による売国政策で、国全体が貧困化しているのですから「弱り目に祟り目」です。

早急にスモールグリットの街作りと、首都機能の地方分散を検討するべきでしょう。いつまでも緊縮脳で平時基準のインフラ整備ではなく、非常時基準の国造りをしておかなければ取り返しのつかない事態を招くだけです。

国土強靭化などと言いながら何もしない政府には憤りしか感じませんが、1日も早く着手しなければあなた自身、あるいはあなたの大切な人が被害に会うかもしれないのです。

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