円高、株急落

2020年3月10日

昨日の円高の勢いは凄まじかったですね。

今日は104円まで戻しています。

一方日経平均は・・・

昨日は日銀が慌てて1002億円ETF買い入れを行い、買い支えに動きましたが下げ圧力には抗えませんでした。今日も2万円を割ったままです。しかし当初政府がコロナ対策費153億円と言っていたのと比べると、「国民より株価」という事が鮮明ですよね。

日銀黒田総裁によると、日銀保有のETFの損益分岐点は19500円程度との事。つまり昨日は赤字に突っ込んでいたと言う事です。安倍政権と心中を決め込んでいる黒田氏は、少しでも株価に弱さが見られると買い支え、実体経済とは乖離した株価を捏造してきました。日銀が次々と上場企業の大株主となる、異常な状況を作ってしまっているのです。国有企業じゃないのですが・・・。

2013年4月からの異次元緩和ですが、当初から心配されていたように出口の無い袋小路に入り込んでいます。市場の株を買い漁り浮動株を減らせば、流動性懸念が当然叫ばれます。

保有するETFの総額は半年前で31兆程でしたから、現在は35兆近くになっているのではないでしょうか。安倍政権以前、日銀の日本株保有割合は0.6%に過ぎませんでしたが、アベノミクスを恰もうまく行っているかのように見せる為、日銀がひたすら買い支え気付けば保有割合は5.5%にも達しているのです。年金運用のGPIFも同程度の日本株を保有している事を考えると、今の日経平均はどれほど政府によって作られた株価なのでしょう。

出口など無い

日銀が保有ETFを手放せるのは、実体経済がインフレとなり成長のサイクルに入らない限り不可能です。

御存知の通り、日銀はインフレターゲット2%を何年経っても達成出来ず、先送りを繰り返しています。安倍政権下でデフレ脱却は不可能です。彼等はそもそも現状認識すら出来ておらず、デフレ下でインフレ退治の政策を強行しています。思いっきりブレーキを踏んで、前に進もうとする様なものです。

つまり政権が変わり、反緊縮財政の政権が出て来ない限り「出口」など存在しないのです。

 

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