「医療崩壊」これもパワーワードですね。医療崩壊させない為に検査をしないという主張がなされていました。数は減りましたが未だに主張する方がいますね。そもそも論ですが、安倍政権下で医療体制の解体、削減は粛々と進められてきました。2020年度予算にも、医療規模縮小の為の予算が組まれています。医療は平時を想定するのではなく、非常時に備えた規模が必要です。つまり「ゆとり」「余裕」「遊び」などと呼ばれるものです。コレを無駄の削減と呼び、我が国はひたすら削って来たのです。そしてこれからも。つまり我が国の政府は医療崩壊を招く、脆弱な医療体制をわざわざ構築して来たという事です。
安倍総理が布マスクを1世帯に2枚配り466億円使うそうです。一方でアイリスオーヤマは月産6000万枚のマスクを製造できる工場を10億円で建設だそうです。どちらが正しいお金の使い方か誰の目にも明らかでしょう。福祉や安全保障に対する政府の姿勢には、正直疑問しか湧かないです。
人工呼吸器や心肺装置の不足は深刻で、1月の時点で動き出していれば状況は全く違っていたでしょう。しかしオリンピック開催に固執し、コロナに対する検査も備えも対策も先延ばしにした結果、医療崩壊が現実味を帯びる羽目になったと私は思っています。政治の責任はとても大きなモノです。この先、他国同様に検査数を増やせばその杜撰な政権運営が白日の下に晒されるのではないでしょうか。