「疾風に勁草を知る」
私の好きな言葉です。平時にはその人の本質や実力は見え難いが、緊急時には本質や実力が如実に表れるという意味です。
今回のコロナウイルスの世界的蔓延によって、各国の政府がどの程度の実力があるのかハッキリと差が出ました。女性がトップを務める国が軒並み上手く対応しているのは偶然では無いでしょう。台湾・ドイツ・ニュージーランド・アイスランド・デンマーク・フィンランドなど、早期に国民へ警戒を呼びかけ現実的に先手先手で対応しました。一方で楽観的な姿勢で臨んだ国々は、悉く煮え湯を飲まされています。危険度や被害の規模を過小評価し現実から目を逸らした結果、対応が後手後手に回り被害を拡大させました。
その劣等国の中でも我が国は、目を覆いたくなる様な無様な対応です。厚生労働大臣は当初「防護服など必要ない」と言っていましたし、「風邪みたいなものだ」という人や、「インフルエンザで死ぬ人の方が多い」などと言う人までいました。「備えあれば憂いなし」と言いますが、備えもせず現実からも目を逸らす人に何が出来るのでしょう?