今回のtwitterデモ。発端は一般の方の「#検察庁法改正案に抗議します」のタグが拡散され、著名人の中にも多くの賛同者が出た事です。私自身、以前より井浦新氏や宍戸開氏、古舘寛治氏などをフォローしていますが、彼等もずっと現政権の不正について発言をしていました。今回はそこに検察庁法については小泉今日子氏、種苗法については柴咲コウ氏らが意思表示をしました。日頃政治的発言を積極的には行って来なかった人々が、見るに見かねて声を上げたという事だと思います。これが物言わぬ国民にも「声を上げて良いんだ」という呼び水の役割を果たした気がします。
日本では政治的な発言が忌避されやすい土壌があります。それは政治家が作り上げてきたものです。本来民主主義は国民が権力者を選び、その権力者を監視するものです。おかしな方向へ導こうとすれば「NO」を突き付けるのが国民の義務と言っても良いでしょう。
ところが未だに「政治はプロに任せれば良い」とか「専門家がこう言ってるから」とか自分の頭で考える事を辞めてしまっている人達がいます。政治のプロって誰ですか?そんな人はいないし、自称プロは政治家ではなく政治屋です。本当の意味のプロは全有権者です。だからこそ自分で考え発言をして良いのです。「芸能人は政治の話をするな」とか「ミュージシャンは音楽だけやってろ」みたいな憲法すらないがしろにする様な暴言は看過し難いです。