経済を学ぼう1

2020年5月28日

最近、経済についてあまり書いていなかったので初心に帰って「経済を学びたいなぁ」と思っている方向けに、出来るだけ簡潔に御紹介して行きたいと思います。

そもそも経済学ってなんだ?

経済学とは経済活動の傾向やそこにある法則などを説明する学問です。

「経済活動」は家計・企業・政府などの経済主体が、市場でサービスや物とお金を交換する行為ですね。行動経済学において人は不合理な行動を取る事も多いのですが、「経済学」では基本的には人は合理的行動を取る事を前提にしています。インセンティブが経済的行動の源泉であるという想定です。善意による利益度返しの行動などは「経済」的には不合理ですよね?

ミクロ?マクロ?

経済を見る際にミクロで捉えるかマクロで捉えるかで見え方は変わります。ミクロとは「あなたの家計」や「A株式会社の業績」など経済主体の活動を見たものです。マクロは国の活動ですね。この2つは相反する事が良くあります。例えば今の様に不景気であれば個人は無駄遣いを控え貯金しますよね。コレは合理的行動です。しかし皆が貯金をすれば消費は冷え込み、ますます不景気になります。ミクロで正しい行為が、マクロで見ると事態を悪化させるという「合成の誤謬」が起こるのです。因みにこういう場合は政府が財政出動をし消費活動をする必要が有ります(現政権はやっていませんが・・・)。

需要と供給

物の値段は需給バランスで決まります。

最近であればマスクが高額転売されていたのは記憶に新しいですね。マスクを買いたい人(需要)が店頭のマスクの数(供給)より多かった為に起きたわけです。一方で数週間前には、原油先物がマイナスになるという異常事態もありました。コロナの影響で移動や経済活動の停止により「需要」が急速に減少し、供給過多になってしまったのです。

大切なのは需要の質と、供給力です。現在の様に多くの国民の所得が減少すれば選択の余地は減り、安いものを買う様になります。例えば金額を無視した場合、無農薬の国産野菜と遺伝子組換え農薬まみれの輸入野菜、どちらを買いますか?日頃「選んだ」のではなく「選ばされている」事が分かるかと思います。

「自己責任論」で所得が少ないのはあなたの努力が足りないからだと切り捨てる方々がいますが、国のGDPが20年横這いというのは極めて異常な状態です。マクロで異常が起きているというのは、政府の失策なのです。全体のパイを広げずに所得を増やすのは、誰かのモノを奪うゼロサムゲームです。他の先進国はこの20年で1.6倍〜2倍程度GDPを成長させています。ですから奪わずとも社会全体を底上げする事ができます。

購買力の平均値が下がると言う事は、需要の質を低下させます。高品質なモノより低価格を優先してしまいます。結果、人件費の安い国の輸入品と価格競争をさせられ、伝統や文化など「失えば取り返しのつかないモノ」を失うのです。今回のコロナで老舗と呼ばれる店が次々と廃業に追い込まれています。一方でamazonなどの大手ネット販売は活況です。世界が画一化される様であまり気持ちの良い話ではありませんね。

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