若者のテレビ離れは加速していますが、やはり積極的に投票へ足を運ぶ層は「オールドメディアが情報源」という人がまだ多いでしょう。そうした人達が候補者を目にする機会は極めて少ないです。実際、現職の小池氏は毎日コロナの報告でメディアに出ます。しかし他の候補者はほとんど取り上げられません。これが公平な状況でしょうか?実質独占企業である電通。メディアを牛耳っており、現在の安倍政権とも深く絡み合っています。そして官僚の天下り先として各省庁との繋がりも・・・。彼等にとっては今のやりたい放題な状況を維持したいというのが本音でしょう。
他の先進国ではメディアの信頼度は30%程度と言われますが、日本では未だに70%近くあるという声も聞きます。1つの企業が世論を誘導できる状況がこのまま続けば、世代交代と共にオールドメディアの駆逐、自然淘汰は訪れるでしょうが、その前に国民の生活が音を上げる可能性があります。
「検察庁法改正案」を止めたのはネットの力です。今回の都知事選、オールドメディアに対する挑戦とみる事もできます。ネット上では小池氏を支持する声はほぼほぼ見かけません。しかし主要メディアの報道や世論調査は小池氏圧勝です。実際、蓋を開けて見た時に小池氏圧勝なのか、接戦なのか、逆転なのか楽しみです。もし圧勝でなければ、オールドメディアの衰退が着実に進んでいるという証明になります。
今回の都知事選は都民の意識を確認できると同時に、ネットvsテレビという構図でも楽しめそうです。