• 木. 11月 21st, 2024

フィンセン文書って何?

聞いた事が無い方もいらっしゃるでしょうから、wikipediaを見てみましょう。

フィンセン文書(フィンセンぶんしょ、英語: FinCEN Files)とは、アメリカ合衆国財務省の金融犯罪取締ネットワーク部局(FinCEN)に金融機関が提出した不審行為報告書(SAR)であり、マネーロンダリング行為が疑われる事案を報告した文書である。

この文書は金融機関がFinCENに提出した2100以上のSARで構成されている。

以前「パラダイス文書」や「パナマ文書」が有りましたね。企業や個人のタックスヘイブンを利用した合法的脱税情報でしたが、今回の「フィンセン文書」はマネーロンダリングに関わったと思われる金融取引情報なので、金融機関も間接的(もしくは直接的?)に関与している話です。

マネーロンダリングの共犯者

「金融制裁」と言う言葉、ニュースで良く耳にしますよね。ロシアや中国、北朝鮮やアラブ系の人物などがターゲットになる事が多いイメージですね。こうしたニュースに「当然だ」「良くやった」と思われる方は多いでしょう。しかし実際は政治的パフォーマンスであり、その多くは抜け道が用意されています。その内情を暴露したのが今回のフィンセン文書です。

そもそも大手金融機関の協力無しに、マネーロンダリングを完璧に行うのはなかなか難易度が高い事は誰でも想像できるでしょう。

黒いオリンピック

フィンセン文書には東京オリンピック招致に関わる不審なマネーの流れも記載されています。

朝日新聞デジタルに招致の疑惑について記事があります。

 「東京五輪・パラリンピックの招致委員会がコンサルタント業務を委託したシンガポールの会社から、国際オリンピック委員会(IOC)の有力委員の息子とその会社に計約37万ドル(約3700万円)が送金されていたことがわかった。」

この件については招致委員会は正式に会見を開き、記者の質疑に応じる責任があるのですが、結局「政府・電通・委員会・東京都」と利権に塗れた組織とそのお零れに群がるメディアでは、真相解明など誰も手を出さないのでしょう。

海外のお話?

「海外の銀行の話でしょ。日本の銀行は関係無いよね。」などと思う方がいるといけないので、最後に日本の銀行に関するデータを貼っておきます。

一枚目は金額の多い銀行。二枚目は送金先。

https://www.icij.org/
https://www.icij.org/

困窮した国民への資金は出さない一方で、これだけ汚い資金を湯水の如く注ぎ込むオリンピック。

それでも呑気にオリンピックを歓迎する国民。正直、日本は「終わった国」なのかもしれないと感じてしまいます。搾取やパワハラを受けていないと安心出来ない民族になってしまったのでしょうか。

国民一人一人が、もう少し不正や悪政に対し敏感に成らなければ、世の中は悪意を持った人間の天国になってしまいます。あなたはそれで良いですか?

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