ブリーダーと仲介業者

2020年10月27日

今日はtwitterで見掛けた引退繁殖犬の譲渡(定額販売)サイトについて。あくまでも私見なので名称は控えます。

そのサイトはブリーダーの下で繁殖をさせられていた犬や猫を、譲渡を謳って数万円+輸送費で販売していました。大体6才〜10才位の成犬・成猫ですね。確かに新しい飼い主の下で幸せに暮らせれば素晴らしい事です。しかし違和感を感じませんか?

私はこのサイト運営者が善意でやっているのかは判りません。しかしその頭数は700以上とか結構なレヴェルです。近年、殺処分数を減らす為に保健所がブリーダーからの持ち込みを引き受けなくなっているとも聞きます。当然、老犬を保健所に持ち込んでいた様なブリーダーであれば受け皿を探すでしょう。つまりそうした犬や猫を引き取り販売しているのでは?と感じるのです。

実際、そのサイトの運営者はブリーダーの紹介業もやっている様でした。穿った見方をすれば、①ブリーダーと飼い主をマッチングし紹介手数料を取る②そのブリーダーが不用になった老犬を、手数料付きで引き取る③その老犬を販売する、そんなビジネスモデルに見えます。これでは「繁殖に使えない犬は捨てる」と言うブリーダー側の行為を、是認しているのと同じです。

「つまり引き取り手の無い老犬の為」ではなく「受け皿を無くしたブリーダーの為」「自身のビジネスの為」という匂いがするのです。思い過ごしなら良いのですが・・・。

ブリーダーは必要か

「犬種の保護」という観点で見れば必要でしょう。実直にブリーディングをされている方もいます。ただそうではないブリーダーが多いと言うのが現実だと思います。これは生体の店頭販売が野放しになっている事が最大の原因ではないでしょうか?売場が沢山有れば供給過多になりがちです。これをやめない限り根本的な解決には向かいません。

やはりブリーダーを資格制にし、年間販売頭数や扱える種類にも上限を設けるなど規制を掛ける必要があると思います。

店頭販売禁止は採用している先進国も多くあります。ブリーダーと充分な対話を重ね直接購入するか、シェルターから引き取るかの二択で良いと思うのです。生命は物ではないのですから。

実際ICチップの義務化と狂犬病注射で経路を追う事は可能なわけですから、無責任な繁殖業者を半減させる事はそれ程困難な話ではないはずです。

無責任な飼い主

コロナでお家時間が増え、ペットを飼う人が増えたと言うニュースが数ヶ月前に有りました。ですが時間が経ち数週間前には、「ペットに飽きた」「世話が面倒」など呆れる理由で飼育放棄をする人が出てきていると言う記事が出ていました。

ショッピングモールで気軽に買える。そんな環境が「生命を預かる」事を軽く感じさせているのは明らかです。

動物の生命を軽んじる社会は、人の生命も軽んじる社会です。

もう少し人にも動物にも優しい社会にしませんか?

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