• 日. 12月 5th, 2021

10/31は衆院選投票日でしたが、皆さんは「権利の行使」を行ったでしょうか?

結果は与党圧勝・・・

https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/shugiin/2021/

議席を伸ばしたのは公明・維新・国民民主・れいわの4党。特に維新は前々回の議席数に戻っています。小泉政権以降「改革」の名の下に日本経済がこれだけ破壊されて来たのに、未だに「改革」を掲げると票が集まってしまうのは少し怖いですね。れいわの成長は維新の掲げる新自由主義とは真逆の「反緊縮・積極財政」と言うデフレ(もしくは低インフレ)下では至極当たり前の主張が少しずつですが浸透して来た結果ではないでしょうか。実際、比例の得票数では4議席確保の票数でしたから、東海地区小選挙区でれいわの候補が統一候補となっていれば公明党にタダで1議席差し出す必要はなかったのです。正しい貨幣観の流布が、結局は遠回りに見えて一番の近道なのかもしれません。

野党共闘の功罪

今回の選挙で恐らく野党側が想定外だったのは、立憲の惨敗振りではないでしょうか。

「野党共闘」の為に共産・れいわ・社民は多くの候補者を降ろし立憲の候補者に一本化したわけですが、結局勝てなかった。枝野氏の連合向きの姿勢やマネジメント力の欠如が結果として共産党軽視の発言や、れいわ山本氏への不義を生んでおり自ら野党の足を引っ張ると言う失態を演じ続けました。枝野氏に対しては苦言を呈する声も多く上がっていましたが、取り巻きのカルト的な方々が擁護し続ける限り変わらないでしょう。

その結果「野党共闘」が「野党共倒」になったわけです。しかし枝野氏から反省の弁は聞こえてきません。これでは来年の参院選も厳しいものになります。

私の選択

私は今回小選挙区では野党統一候補、比例はれいわに投票しました。小選挙区は「現政権の実績に対する評価」であり、比例は「自分の思想信条と一番共通点の多い党」を選びました。完全に全てが一致するなんて事はないですからね。

民主主義は与党が強過ぎると必ず機能不全に陥ります。常に国民の側を向かせるには時として選挙において「明確なNO」を突きつける必要があるのです。特にこの25年程は世界的に見ても日本だけが成長出来ず、賃金も上がらず非正規は増加の一途です。この状況を是とするのは余りにも無理があります。政権与党による犯罪行為も多数あり、与党議員の有罪判決も複数ありましたよね。

本来選挙は「美人投票」です。つまり各自が自分の基準で「この人が美人だ」と思う人に投票するわけです。ところが「人気投票」と勘違いしている人が多くいるようで「〇〇党が多数派だから支持」みたいな如何にも日本人的な判断の人は多い。政権が国民の生命財産を危険に晒すような事態が起きても、野党を批判している人を見かけますが完全に「バイトリーダー理論」に陥っています。労働者なのに気分だけ経営者・・・マウント取りたがる人の多くが体制擁護に走ります。

「問題を問題だと思わない人が問題だ」という奴ですね。

野党は批判ばかり?

「野党は批判ばかり」という紋切り型の声も相変わらず聞こえて来ます。しかしこれはおかしな話です。上の図にあるように雇われ運転手が政権与党で、そのナビゲーターが野党。後部座席にはオーナーである国民が乗っていると考えればわかります。事故や違反を起こした時に「助手席」の人が責任を取るのでしょうか?「スピードが出過ぎてる」とか「歩行者がいるから気を付けて」「道間違ったよ」これって助手席に座る人のメインの仕事ですよね。助手席にはハンドルもブレーキも無いのですから。あくまでも車を動かしているのは政権与党だと忘れない事です。

もし与党が圧倒的多数でないのならまだ理解も出来ますが、現在の状況はハンドルを握っているのは与党であり、スピード違反も行き先変更も与党が自由にやっている状態です。国民が何も言わないですからね。議席数が拮抗していれば「スピード出し過ぎ」という野党の声や「トイレに行きたい」という国民の声にも耳を貸すでしょう。でも何故か「スピード出し過ぎ」と忠告する野党を叩き、行き先を間違っているスピード違反の運転手をトイレを我慢しながら支持する国民が多く存在するのです。マゾヒズムの世界です。

組織票が民主主義を破壊する

投票率が低いと組織票の影響が大きくなると言われます。その為、選挙が近づくと経団連・電通・自民党サイドはメディアと共に投票率を下げる方向に動きます。実際、自民党の総裁選の報道よりも今回の衆院選の報道は4割も少なかったと言われています。また投票所の数も減少しており、投票締め切り時間も切り上げてしまう自治体もかなり増加しています。今回は著名人の有志が独自で「投票へ行こうキャンペーン」を張っていましたが、その一方で白紙投票(つまり政権容認)を推す政権寄りの識者達もいました。

上は組織票のイメージです。

この図に示した様に元々の民意が「青」3、「赤」7だったとして、元請からの圧力で「青」8、「赤」2となれば民意とは真逆ですよね。企業や各種団体など利害や力関係によって自由意思が捻じ曲げられるのはおかしいですね。しかし実際には、業界団体が圧力を掛けパーティー券の購入や、選挙運動の手伝いや街宣のサクラに駆り出したりする中で、業界団体が推す候補者への投票に対する義務感を植え付けます。

「勿論、投票しますよ」と言いつつ、自分の支持する人や政党に投票すれば良いだけの話なのですが、同調圧力が強いと同調圧力に弱い人は安易に流されます。「自分の一票くらい」と自身の権利を必要以上に安く見積もるのです。はっきり言いますが「あなたの一票はとてもとても大きいです」。組織票という「反民主主義的行為」に加担するのはやめませんか?

個人的雑感

私の選挙区では投票した野党統一候補が当選しました。自民党の強い選挙区なので自分の一票の重みを感じられた選挙結果でした。比例もれいわが3議席確保し、衆参合わせて5議席。これで前回の参院選後、NHKがれいわとN国を生出演させない為に突然変更した「得票率2%以上、5議席以上」という2つの要件をクリアしました(また変更してくるかもしれませんが・・・)。無事「日曜討論」に出られると良いのですが。

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